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地域おこし協力隊による移住日記『暮らしのルポルタージュ』

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地域おこし協力隊として、兵庫県から滋賀県蒲生郡日野町への移住を経験した筆者が移住日記をお届けしています。 このマガジンでは、地域の魅力だけでなく、私のおすすめや暮らしの様子も紹介…
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#地方移住

地方に移住したら挑戦してみたかったこと〜梅仕事〜

日野に移住してから始めた梅仕事。 梅仕事とは、梅が出回る季節に梅を使った保存食を作ることです。 季節の手仕事ってなんとも言えず豊かな暮らしをしている感じがして、私の憧れでした。 移住して1年目。 ラム酒と黒糖を使った梅酒を作りました。 家族から好評で、今年は同じものに加え、甜菜糖とジンという組み合わせでも梅酒を作っています。 手を動かしながら季節の流れを感じる梅仕事、なんだか豊かな暮らしを実践している気がします。

地方移住の試練。運転

日野への引っ越しを機に運転免許を取得しました。 はじめは不安だらけ。 駐車する際には、なぜかいつも目指した場所から1つズレてしまうポンコツぶり。 横を見てまっすぐに停めることに必死で、後ろを確認せずにバックしてしまい、ひやっとしたことも何度もありました。 今では一人ドライブが趣味の一つ。 行動範囲が一気に広がったことで、視野も広がったように感じます。 地方移住を検討している方から、運転が怖いという話を聞くことがありますが、きっと大丈夫!私にだってできているから!と言いたいで

地方に移住したら挑戦してみたかったこと〜味噌づくり〜

日野に移住してから、ずっと挑戦してみたかった味噌作りに挑戦しました。 自家製味噌の魅力は、発酵過程で自分にとって最適な良い菌が育つこと。 その言葉に惹かれ、ワクワクしながら仕込みました。 初めて仕込んだ味噌は、想像以上に美味しくて、自分で作る喜びを実感しました。 その後、自家製味噌を使って味噌玉も作ってみました。 溶かすだけの簡単な手間で、美味しい味噌汁をいただくことができる朝の時間はとても幸せです。 小さな積み重ねが、日々の暮らしを豊かに彩る。 自家製味噌は、そんなこと

回覧板の楽しみ

日野に引っ越してきたとき、初めて手にした回覧板にわくわくしました。 実家には回覧板がなかったので、「これがウワサの回覧板か!」という感じでした。 回覧板には、地域のお掃除の日から、交通安全に関する注意喚起、学校や地域のイベントの予定まで、色々な情報がぎゅっと詰まっています。 回覧板を通して、地域のつながりや暮らしのリズムを感じることができます。 今のデジタルの時代にあっても、こうしたアナログの文化が残っているのは、なんだかホッとするし、素敵だと思います。

朝はラジオ体操から

地域のラジオ体操に初めて参加した時は、小学生の夏休みを思い出しました。 朝7時からのラジオ体操と、その後のウォーキングは、清々しい朝の風を感じることができ、充実感に溢れます。 朝は苦手だけれど、たまにはこんなスタートも悪くないなって思えました。 心地良い汗を流して、1日のスタートを切れるなんて、最高ですね♫

カエルの合唱、夏の風物詩に

日野に引っ越してきて、初めての夏。 都会育ちの私には、アパート裏の田んぼから聞こえてくるカエルの大合唱は衝撃的でした。 まるでカエルの大群が迫ってくるかのような恐怖を感じ、眠れない夜もありました。 しかし、一年目の恐怖は嘘のように、 二年目の夏にはカエルの鳴き声が夏の訪れを告げる心地よいBGMに変わっていたのです。 小さなカエルたちも、今では愛らしい存在です。 日野での生活で、こんな風に感じ方が変わるなんて、ちょっとした発見です。