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地域おこし協力隊による移住日記『暮らしのルポルタージュ』

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地域おこし協力隊として、兵庫県から滋賀県蒲生郡日野町への移住を経験した筆者が移住日記をお届けしています。 このマガジンでは、地域の魅力だけでなく、私のおすすめや暮らしの様子も紹介…
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#地域

公民館で包丁の研ぎ方を習う

地域の公民館で開かれた包丁研ぎ教室に参加して、料理の前段階としての包丁研ぎの大切さを学びました。 最近では、包丁研ぎ付きの包丁スタンドや、刃を通すだけで簡単に包丁が研げる便利なグッズもあリますが、砥石を使った包丁研ぎってなんだか憧れますよね。 家に帰ってトマトを切ったら、今までとは比べられないほどの抜群のキレ心地に虜になりました。 そして、いい包丁を手に入れたくなりました。 包丁研ぎを通じて、地域の方々とも交流できたことも嬉しかったです。

氏郷まつり、日野町の心をつなぐお祭り

日野町役場の広大な駐車場を舞台に、年に2回開催される氏郷まつり。 夏と秋の訪れを告げるこのお祭りは、地域の人々に愛される年中行事です。 夏には、打ち上げ花火が美しい夜空を彩ります。 会場内では、農産物の販売や地域の飲食店による出店が並び、祭りならではの熱気を感じられます。 また、ステージを中心に行われる日野筒鉄炮隊の演武や、武者行列も見どころです。 ただのお祭りではなく、伝統や文化を次世代に伝える大切な機会や周辺地域に住む人たちの地域愛の醸成にも役に立っているように感じま

地域おこし協力隊の役割と私の挑戦

地域おこし協力隊って、具体的に何をするのか興味を持たれる方も多いと思います。 総務省の定義によれば、主に過疎地域で地域振興や住民支援などの活動を行いながら、自身もその地域に定住を目指す取り組みです。 しかし、実際の活動内容は自治体や個人によって様々です。 私がこの道を選んだのは、滋賀県の暮らしに憧れ、食にまつわる地域資源が多い日野町に惹かれたから。 美味しいものがたくさんある地域で、その魅力を発信し、人々を引きつける活動に挑戦したいと思い地域おこし協力隊になりました。

まちを案内する喜び

日野町への移住後、地域おこし協力隊として、町を案内する機会が何度かありました。 訪れる人それぞれの興味や季節に応じて、場所を選び案内しています。 特に地域独自のイベント時は、町の歴史や文化を深く掘り下げることができ、訪れる人々にとっても、私にとっても、発見の多い充実した体験になっています。 日野町の日常や行事に込められた地域の方々の想いを、訪れる人に伝えることで、観光より一歩踏み込んだ町の魅力を共有できることを大変嬉しく感じています。

地域おこし協力隊のお仕事〜活動報告会〜

活動の成果を地域の方々に報告する場が1年に1度あります。 地域おこし協力隊として活動して2年目を終えた今年。 2度目の報告会を開催しました。 町長や町議会議員、さらに協力隊のOBまで多くの方が参加してくださいました。 現在日野町では、私を含めて3名の協力隊が活動しています。 私たち三人の活動内容や成果を発表し、日野町での関係人口の創出や拡大への取り組みについて共有しました。 報告会では、地域の方々からの温かい励ましの声や貴重なご意見をいただき、自身の活動を客観的に振り返るこ

はじめまして。いちかわなるみです。

滋賀県蒲生郡日野町で地域おこし協力隊員として活動しているいちかわなるみです。 岡山県倉敷市の出身で、学生時代を兵庫県西宮市で過ごしました。 滋賀県での大学生活を通じて琵琶湖とその周辺の生活に魅了され、地域おこし協力隊になることを決意しました。 趣味は最近本格的に始めたゴルフ。 好きなことは、食べること。 美味しいものを食べることは、私にとって最大の幸せです。 地域おこし協力隊として、移住者として、地域で暮らす若者として、私の視点で日野町の魅力や、移住生活のリアルな体験